外壁塗装のグレードで耐用年数が変わる

今回は外壁塗装に使われる塗料についてお話していきます。

 

塗料には皆さんどのくらいの種類の塗料があるかご存知ですか。

 

実は、想像以上にたくさんの種類があります。

 

そして、塗料にはさまざまなグレードがあって、そのグレードによって特徴や耐用年数などが変わります。

 

代表的な外壁塗装の種類をご紹介しましょう。

・アクリル
発色が良く値段がリーズナブルですが、耐用年数は低めです。
だいたい耐用年数は3年から5年ほどです。

・ウレタン
木材や金属など塗る素材を選ばない塗料であり、リーズナブルという特徴があります。
耐用年数は7~10年ほどです。

・シリコン
製品の数が多く選択肢が多いのが特徴です。
価格と機能のバランスが良い塗料です。
耐用年数は10~13年程度です。

・ラジカル制御形塗料
ラジカルと呼ばれる塗膜を劣化させる部分の発生を抑制する機能を持つ塗料を指しています。
シリコンと同じくらいの価格でありながらも耐用年数が1、2年ほど長持ちすることで、現在非常に注目されている塗料です。
耐用年数は12~16年ほどです。

・フッ素
コストがそれなりにかかりますが、耐候性が高いのが特徴です。
頻繁に塗り替えが困難なビル、マンションなどに活用されており、東京スカイツリーもこちらのフッ素塗料が使われています。
耐用年数は13~15年ほどです。

・ピュアアクリル
アクリル塗料から不純物を取り除いたアクリル塗料です。
フッ素と同等レベルの耐用年数があり、汚れにくいのが特徴となっています。
耐用年数は13年~15年ほどです。

・無機系ハイブリッド
耐候性に非常に優れた特徴があり、公共施設や海の近くにあるプラントなどでよく使用されています。
耐用年数は15年~20年ほどあります。

 

外壁塗装のグレードは、耐用年数と価格を考慮して選ぶと良いでしょう。
近年は、ラジカル制御形塗料がコスパも良く、耐用年数もそれなりに高いので人気が高いです。
また、30年以上長く住み続けたいという場合は、塗り替えの回数なども考慮して無機系ハイブリッド塗料を検討されると良いでしょう。